簡単な操作で過負荷より機械を保護する
OCMトルクリミター
OCM トルクリミターは、小形・中形の各タイプがあり、それぞれに異なった部品で構成されています。簡単な操作で確実に過負荷より機械を保護する安全装置です。

①特長 |
---|
1. 確実に機械を保護します。
トルクの伝動は、ハブに装着された摩擦板とセンターメンバーの摩擦により行い、過負荷に対しては、センターメンバーのスリップにより機械を保護します。トルク容量の設定は調節ナット、または、調節ボルトの締め加減により簡単にできます。 2. 自動復帰が正確なため保全上の手間がかかりません。 過負荷に対しては、センターメンバーがスリップし、また、過負荷を除くと同時に自動的に回転します。 3. 多種・多様のドライブに使用できます。 センターメンバーには、スプロケット・歯車・V プーリなど簡単な加工で取付ができます。 4. ハブはスチール製で、ネジの損耗がありません。 5. 経済的な標準タイプ 品種も小容量から大容量のものまで多種・多様のドライブに使用できる標準タイプを取り揃えていますので、各種の伝動条件にあわせてご使用ください。 |
---|
②構造と種類 |
|||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TP50…調節ナット 1 ヶで皿バネを押し、センターメンバーを締付ける構造になっています。 TP65…調節ナットを手回しによりセットした後、所定の締込みをしてください。 TP89…この場合プレートと皿バネの芯合せを行ってください。 TP127・TP178…3 本の調節ボルトでプレートを介して皿バネを押すと同時に、センターメンバーを締付ける構造になっています。調節ボルトの先端が出ていない状態で、調節ナットをプレートに密着するまで締込み、各調節ボルトを均等に締込んでください。
TP 50 ![]() TP 65・TP 89 ![]() TP 127・TP 178 ![]() |